終活のために部屋の片付けをお手伝い


私は介護の仕事をしているため、祖母は私のことをとても頼りにしてくれています。そんな祖母の友だちが終活を始めたということで、相談に乗って欲しいと頼まれました。介護をしているだけで終活などの知識はなかったのですが、それでもいいということで実際に孫のように昔から可愛がってくれた祖母の友達のため出来る限り力になりたいと、終活のために部屋の片付けも手伝うことになりました。
元々品がある人でしたので、部屋はとてもきれいで物も少なく、着物などはほとんど手放し、愛読していた本も手放すことにしたり、必要な書類だけをまとめたりと、人が死に向けて片付けをすることの重みで胸が締め付けられるような思いがしました。思い出の写真などを手放さなくてはならないこと、自分が生きている証を手離さなくてならないことに、当の本人は淡々としているものの、手伝っている方が死の恐怖を感じてしまいました。終活は思い出も好きなものも手離すことであると切ない気持ちにさせられました。