祖父母の部屋の生前整理


まず私の祖父母について軽く記します。祖父は田舎の自然豊かな土地で、ある程度地位の高い家で育ちました。一方で祖母は東京の麻布育ち、天皇の三種の神器の1つ、つるぎが家に預けられるほど上流階級で育ったお嬢様でした。しかし、東京大空襲で焼け出された祖母は結局京都まで避難してきて、祖父とお見合いをして結婚することになりました。想像できると思いますが、祖母はお嬢様育ちですので、オーダーメイドのドレス、立派な宝石類などを祖父にねだっていたようです。祖父も実はなかなかの金持ちでしたのである程度祖母のゆうとおりに買い与えていたと思います。祖父もやはりおしゃれでしたので、その衣類などはそのまま家族の男どもで引き継ぐことができましたが、祖母のドレスはオーダーメイドで着れる方もおらず、何しろド派手なものばかりで古着屋でも全く買い取ってはもらえませんでした。微かな希望を抱いて売れそうなものは残してありますが、あまり価値の分からないものは切って雑巾代わりにしてしまっています。祖母が死んで1年ですぐに祖父も逝ってしまい、遺品の価値を知るすべがなかったのが悔しいところです。生前の生活風景を崩すのが惜しく、家族もなかなか遺品整理を進められていません。2人が逝ってしまってすぐの頃は2人の部屋に入ることも少なかったため、ネズミ、ゴキブリ、イタチなどがいたようで、ドアもシロアリにやられてしまっていました。今はその部屋のモノを全て入れ替え、私が使っています。